家庭環境調査票の書き方 – 職業・続柄・健康状態・長所短所はどう書く?

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新入学の時には学校に提出する書類がたくさんありますが、そのなかに「家庭環境調査票」もしくは「家庭調査書」があります。

家庭の様子など児童の事について記入するわけですが、書き方の説明がない学校も多くあります。そこで、家庭環境調査票の書き方についてまとめました。

家庭環境調査票の書き方

家庭環境調査票は学校に家庭の様子を伝えるためのものであり、役所などに提出する書類などではありませんので、書き方に厳格な決まりはありません。生徒がどんな家庭環境であるのかが分かればよいので、それほど気負わずに記入しましょう。

では、分かりにくい項目について順番に説明します。

住所の書き方

調査票の種類によっては、住所欄に①②と欄があるものがありますが、その場合は①の欄に記入しましょう。②の欄には、後に住所に変更があった場合に使用します。

主な生育地等の欄がある場合は、主に育った場所を書きます。〇〇県〇〇市などでよいです。

保護者の欄

保護者の欄には一般的には父親の名前を書きます。父親がいない場合は、主に養育している人の名前を書きましょう。

ひとり親で父親がいない場合は、母親の名前でよいですし、祖父母が育てているのなら祖父母どちらかの名前を書きます。

もし夫婦が別居していて、母親が育てている場合は母親の名前を書けばよいです。

生徒との関係の欄はそのまま、「父」や「母」「祖父」「祖母」などと書きます。

職業は会社勤めならば会社員と書きます。他には、公務員、製造業、商業、農業、林業、漁業、自由業、その他、などがありますので、当てはまるものを記入しましょう。パートの場合は、パートと記入すればよいです。

緊急連絡先は生徒に何かあった場合、連絡がつく連絡先を記入します。母親の携帯番号などが多いでしょう。

働いている場合は、職場の電話番号でもよいです。その場合は、携帯に繋がらなかったら、こちらにかけてくださいなどと記入するか、家庭訪問などの時に先生に伝えておくとよいですね。

保証人の欄

保証人の欄には、基本的には生徒と住所が違う人を記入します。祖父母であっても、同居している場合は書くことができませんので、住所の違う身内や親戚などを記入するのが一般的です。

もし、そういった人もいないという場合は、身内でなくとも構いません。例えば、友人や職場の信頼のおける人などに頼んで、了承してもらえればそれで通ります。

一般的には、普通に学校生活を送っていれば保証人になにか負担がかかるということはありませんので、書類上のことだけで終わります。

ですが、保証人になってもらうということは、もし生徒に何かあった時、保護者が処理できない場合、保証人が引き受けることになりますので、責任はあります。

そういった点をよく考えて、また相手にも安心してもらえるように、きちんと説明することは必要ですね。

家族氏名の欄

家族氏名の欄には同居している家族の名前を記入します。

一般的には上から本人→父→母→兄弟姉妹→祖父母→その他の人の順番で記入します。

続柄は本人から見た関係を記入します。父親なら「父」、母親なら「母」、兄弟姉妹ならばそのまま「兄」「弟」「姉」「妹」と記入します。祖父母も同じです。

両親などの職業は上でも書いたように、会社員やパートなど当てはまるものを記入しましょう。主婦の場合は「主婦」、無職の場合は「無職」と書きます。

兄弟姉妹の場合は、「年少」や「小学〇年」など、学年だけ書くのが一般的ですが、調査票によって違いがありますので書き方の指示がある場合はその通りに記入しましょう。

子供に関すること

裏面では、生徒児童に関することを書く欄があります。

健康状況の欄には、特に問題がないならば「良好」と書けばよいです。なにか持病などがある場合は、分かりやすく記入しましょう。

卒業後の進路の欄がある場合は、決まっているならば希望を記入しましょう。特に決まっていない時は、とりあえず「進学」や「就職」とおおまかに書いておけば大丈夫です。

長所短所の欄

高校の場合は性格行動の特徴、幼稚園や小学校の場合は長所短所といった欄があることがあります。

この欄は、そのまま子供の性格を書けばよいわけですが、書き方に悩む場合もあるかと思いますので、いくつか例を挙げてみます。

長所の例

  • 体を動かすことが好き
  • 思いやりがある
  • 誰とでもすぐ仲良くなれる
  • 活発
  • 集中力がある
  • 興味を持ったことには深く知ろうとする

短所の例

  • 人見知りがある
  • 引っ込み思案な面がある
  • 初めてのことに緊張する面がある
  • 夢中になると周りが見えなくなることがある
  • 片付けが苦手

書き間違えた場合

もし書き間違えをしてしまったら、修正液や修正テープを使っても大丈夫です。学校で使うだけのものなので、二重線で訂正印など押す必要はありません。

毎年使う場合は、後に変更があった内容に赤線を引いて訂正するという場合もあります。

まとめ

家庭環境調査票は児童生徒の家庭の様子を知るためのものですので、それが分かるように記入をすれば大丈夫です。

いくつかポイントはありますので、そこは間違えないようにして記入しましょう。

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