お盆にお祝いを渡すのはだめ?理由は?いつ渡す?
お盆の時期にお祝いを渡してもいいのでしょうか?一般的な常識についてまとめです。
お盆の時期はいつ?
お盆の時期は、8月13日~16日(または7月13日~16日)です。
ただ、一般化されているのは13日~15日となっているようです。関東と関西、また地域によっても微妙に違ってきますので、確認は必要です。
お盆にお祝いを渡すのは?
お盆の時期は親戚や家族など、普段会わない相手と会う機会が多い時期ですので、会ったついでにお祝いを渡したいな・・・と思ったりします。
「お祝い」と一言にいってもいろいろありますが、お盆の時期に渡さなければならない可能性があるとすると、「出産祝い」や「結婚祝い」、遅めの入学・入園・就職祝いなどでしょうか。
特に出産祝いなどは「誕生から1カ月のお宮参りのころまでには渡しましょう」というのが一般的ですし、お盆と重なると悩みますよね。
しかし、一般的にはお盆にお祝いを渡すのはよくないとされます。
お盆にお祝いを渡してはいけない理由は?
お盆とは、あの世からご先祖様をお迎えし供養をする時期です。
お墓参りに行ったり、お坊さんにお経をあげてもらったりと、「死者の冥福を祈る行事」であり、いわば「仏事」です。仏事といえば、法要や葬儀も仏事にあたります。
お葬式に会うからといって、ついでに「これ、出産祝いです。」と紅白のお祝い袋を渡して、「おめでとう」と言ったりはしないですよね?
お盆も、おめでたいことをする時ではありませんので、お祝いをもらった方もあまりいい気分はしないでしょう。そういった理由から、お盆にお祝いを渡すのはふさわしくないとされます。
仏教で禁じられてはいない
仏教で「お盆やお彼岸にお祝いごとをしてはいけない」と定められてはおらず、そういった禁忌はありません。
しかし特にお年を召した方が気にする場合が多く、気分的な問題でもあります。
以上の事から、お祝いをしたとしてもなにか悪いことがあると決められているわけではないが、気にする人もいるので避けた方が賢明ということでしょう。
いつ渡すのがいい?
基本的には、それぞれのお祝いは渡すのにふさわしい時期というものはあります。
出産祝い
誕生1週間くらいから生後1カ月以内
卒業祝い
式の後、または就職と重なれば、就職祝いでまとめてもよい
就職祝い
3月~4月までに
入園・入学祝い
新学期が始まる前の3月中。それぞれの式の前までに
出産祝い以外は、お盆と重なることはないと思いますが、なにかと忙しかったり会う機会もなかったりすると、「今度会う時に渡せばいいかな・・・」となってしまう場合もありますよね。
また、新築祝いや入籍祝い、退職祝いや昇進祝いなど、他にもいろいろと渡すお祝いはあると思います。
お盆までまだ時間があって、「お盆に会うから渡せばいいかなぁ?渡してもいいのかな?」と悩んでいるようでしたら、今すぐ渡しに行く約束を取り付けるか、遠方なら送ってしまいましょう。
現金なら、必ず祝儀袋に入れて、お祝いの手紙を添えて現金書留で郵送します。
「明日お盆で会う!渡したいのだけどだめ?!」というような、郵送する間もないという場合は、お盆が過ぎてから渡すのが賢明でしょう。直接渡せない場合は、上記と同じように郵送します。
お祝い事は、多少遅れても失礼にはならないとされます。贈る時は、お祝いの言葉と遅れたことのお詫びを書いた手紙を添えて送ればよいでしょう。
また、出産祝いを贈るタイミングを逃してしまった時(半年以上の遅れ)は、初誕生日や初節句まで待ってお祝いを渡してもよいでしょう。
まとめ
お盆にお祝いを渡すことは基本的にはNGです。
送る時間があるなら、郵送するのがおすすめです。時間がないなら、お盆が過ぎてから渡しましょう。