合格祈願で複数の神社にお参りしてもいい?お守りは何個も持って大丈夫?
受験生は合格祈願で神社にお参りに行く人も多いかと思います。ご利益があるところがあれば、あちこち何カ所も行きたい気持ちもありますね。知り合いから、受験のお守りをもらう事もあるでしょう。
そんな時に気になるのが、複数の神社にお参りに行っても大丈夫なのか?違う神社のお守りを何個も持っていいのか?ということです。
複数の神社の神様に同じ願い事をするというのは、浮気心を出しているようで、なんとなく悪いような気がしますよね。実際はどうなのでしょう?
合格祈願で複数の神社にお参りしてもいい?
基本的には、複数の神社にお参りに行っても問題はありません。「神様同士がケンカする」なんてよく言われますが、神様と呼ばれるほどの存在がそんなことで怒るでしょうか?
元々日本は「八百万神」という言葉があるように、いろいろな神様がいるけれど、全部まとめて大事にしようという考え方が特徴です。
いろいろなものに神様が宿っていて、自分たちを守ってくれていると考えるので、神様の種類もたくさんあります。ですので、いろいろなところにお参りすることも、悪い事とはされていないのが日本の神道の特徴です。
同じ場所に複数の神様が祀られていることも、珍しくありませんね。
お参りは自分の心の問題
合格祈願のお参りとは、神様の力で合格させてくださいとお願いすることではありません。希望の進路に向かって努力することを神様に誓うことです。その努力する姿に神様は力を貸してくれるのです。
いろいろな神社に合格祈願に行って、神様が怒る怒らないの問題ではないわけですね。
頑張ることを神様に誓い、力を貸してもらえるそのことを心の支えに、希望する進路に向かって頑張ることが、合格祈願の本来の姿でしょう。
大事なのは本人の「頑張る!」という気持ちですから、その決意表明という気持ちでお参りに行くのだと思えば、何カ所行っても特に問題はないですね。
お守りは何個も持って大丈夫?
受験生となれば、あちこちから学業成就などのお守りをもらうこともあるでしょう。お守りも、何個持っても特に問題はありません。
ですが、お守りはとても大事なものですので、それぞれきちんと管理するようにしましょう。粗末に扱うことはよくありませんので、常識的な数を持つようにするのがよいですね。
お守りの持ち方
お守りは肌身離さず持つのがいいといいますが、そういうわけにもいかないですよね。
学生なら通学カバンに入れたり、生徒手帳や筆箱に入れたりするのがおすすめでしょう。基本的に、お守りは身近に持ちます。
受験が終わった後
受験が終わって願いがかなった暁には、お礼参りをするのが礼儀です。お参りをした神社に行って、お礼をしましょう。
お守りも自分で処分したりせず、神社に返すのが基本です。お参りした神社でもいいですし、別の近くの神社でもよいので、古いお守りやお札を入れる場所へ返しましょう。
まとめ
合格祈願にいくつもの神社にお参りすることは、悪いことではありません。
神様に全面的にお願いするというわけではなく、頑張りますという決意表明に行く気持ちでお参りしましょう。その努力を神様は見ていて、きっと力を貸してくれることでしょう。
ですが、祈願をした場合はお礼参りをするのが基本ですので、あまりたくさんの神社に祈願をすると後で大変という面もあります。
神頼みに力を入れ過ぎず、自分で努力することも大事ですね。