お盆に病院にお見舞いに行くのはだめ?理由は?持っていくものは?
お盆休みに帰省される方もいらっしゃると思います。せっかく帰ってきたのだから、お見舞いに行きたいと思う場合もありますよね。
お盆の時期に病院にお見舞いに行くのはよくないのでしょうか?
お盆にお見舞いに行ってもいい?
入院されているということを聞けば、お盆休みは長いお休みですので、遠方の友人や親戚知人など、お見舞いに行きたいということもあるでしょう。休みがなく、会いに来られるのがお盆しかないということもありますよね。
ただ、一般的には「お盆やお彼岸にお見舞いに行くのはよくない」とされます。
行ってはいけない理由は?
お盆はご先祖様があの世から帰ってくるとされ、先祖供養をする時期です。亡くなった方を想いお墓参りに行ったりする時期に、病人のところに見舞いに来て欲しいと思うでしょうか?
「縁起でもない」と思われても仕方がないように思います。
仏滅や友引の日にお見舞いに行くのもよくないと言われますので、常識的に考えるなら、お盆やお彼岸の時期にお見舞いに行くのも避けた方がよいでしょう。
お盆にお見舞いに行きたい時は?
悩んだ時は、両親や親戚の年上の方など、関係のある方に相談してみましょう。
基本的には、お盆でなくてもお見舞いに伺う時は事前に相手の家族に見舞ってもいいか確認をするのがマナーです。弱っているところを見られたくない場合もありますし、体調や治療の予定などもあります。
お見舞いに行きたいという旨を伝えて、相手の様子から伺っても大丈夫か確認しましょう。
相手によっては気にしない方もいらっしゃるでしょうし、逆に顔を見せてもらえるならいつでも喜んでもらえるかもしれません。また、当たり前ですが、無理なようでしたら諦めましょう。
相談できない場合は?
友人や彼氏・彼女などが入院しているという場合は、聞ける相手もいないかもしれません。
「どうしても会いに行きたい、でもお盆にしか行けない」という場合は、せめてお盆のメインの日である15日は避けたいですね。13日も一般的にお墓参りに行くとされる日ですので、相手も忙しいかもしれません。
基本的にどの日を選んだとしても、お盆はすることも多く忙しくしている場合が多いので、あまりよくは思われない可能性は高いでしょう。
それなりのリスクは覚悟して伺った方がよいかもしれません。「こんな時期にすみません。」など、お詫びの言葉は必要ですね。
しかし、無理に行くよりも、お手紙などで見舞うのもひとつの手です。
お見舞いの品は?
お見舞いの品といえば定番なのはお花や果物ですね。ただ、最近では品物よりも現金を渡すのが一般的になっています。果物ばかりたくさんもらっても食べきれないですからね。
一般的に、お見舞金の相場は1万円程度です。それに加えて、3,000円くらいの品物を持って行ってもよいでしょう。
お花や、本人が食事ができるなら好きな食べ物、また本や日用品などもよいですね。鉢植えの植物は、「根付く」から「寝付く」を連想するため、見舞いの品としてはふさわしくありません。
まとめ
こういったことは、気にする方と気にしない方とで差があるものです。見舞われる本人は気にしないとしても、ご両親など周りには非常識だと思われる場合もあります。
可能であるなら、お盆などの時期は避けて行きたいですね。
また、両親や祖父母など家族なら、気にする必要はないでしょう。お孫さんなどがいらっしゃれば、顔を見せに是非訪れていただきたいと思います。