お中元やお歳暮をやめたい時どうする?断り方の具体例
お中元やお歳暮は、基本的には一度贈ったら贈り続けるものなので、一度やりとりを始めてしまうとなかなかやめづらいものですね。ましてや、こちらは贈っていないのに毎年贈られてくると負担に思う場合もあるでしょう。
そんな時、角が立たないようにお断りするにはどうするのがよいのでしょうか。
断り方の具体例
親類縁者なら人づてに伝えてもらう
義理の親なら、旦那様からそれとなく伝えてもらうのが一番でしょう。親戚なら、まずは自分の親など気軽に相談できる人に言ってみましょう。
その際は「毎年お手数をおかけするのは申し訳ないので、お中元はお気遣いなく。」等、相手を思いやる言葉を選ぶのが無難でしょう。
それでも分かってもらえない時は「子供が大きくなっていろいろ物入りで家計が苦しいので、やりとりは辞退したい。」などと素直に言ってしまうのも手でしょう。
お礼状に一言添える
いろいろな断り方がありますが、一番無難なのはお礼状に「今後はお気遣いなく」といった内容を書く事です。
拝啓
師走の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
このたびはお心のこもったお歳暮の品をお贈り頂きまして、誠にありがとうございます。
日頃は大変お世話になっており、お心遣いありがたく思っております。
まことに心苦しく存じますが、今後はお気遣いなくお願いいたします。
寒さが厳しくなってまいりますが、どうぞご自愛ください。
略儀ながら取り急ぎ書中にてお礼申し上げます。
敬具
赤字の部分は文中に入れると少し刺激が強くなりますので、ハガキの隅の方に小さく書いてもいいかもしれません。
倍返し
贈られた品物の倍程度の額のものを返すことです。はっきりと断るのは気が引ける・・・という場合は、贈り物を断る手段の1つとして知られているものです。
しかし、あまりメジャーではなく知らない方もいるため、「あら、こんないいものお返ししてくれるなんて!」と、こちらの気持ちに気づいてもらえない場合もあります。
送り返す
贈られて来たものを包装を開けずに、そのまま送り返します。こちらも、贈り物を断る方法として知られています。送り返されてくれば、必要ないということははっきり伝わりますので、一番効果的な方法とされます。
その際は、お断りする旨のお手紙をきちんと添えましょう。
お断りの例文
まことに心苦しく存じますが、今後はこのようなお気遣いなさいませんよう、お願いいたします。
あたたかいお心遣い感謝申し上げます。お気持ちのみありがたく頂戴いたします。今後はお気遣いなさいませんように、お願いいたします。
さりげなくやめる
贈らないと決めたなら贈るのはやめて「暑中お見舞い」のハガキなどの挨拶だけに切り替えるのもよいでしょう。
はっきり断ってはいないため、相手からは送られてくるかもしれませんが、本来お返しは必要ないものなのでそこは割り切ってしまいましょう。
まとめ
お中元やお歳暮をやめたい時は、相手を傷つけないような気配りをすれば、分かっていただけることと思います。
礼儀だから渡すものだ!と固持する方もいるでしょうし、実は私も面倒だなと思ってたよと、あっさり受け入れてもらえる場合もあります。
なるべく穏便に済ませられるようにしたいですね。